【感想漫画レビュー】なおちゃんNTR~好きになった人は、幼なじみのお父さんでした。~ ネタバレあり

女子向け漫画

「どうかしてるってわかってるのに、あなたに触れてほしいって思ってしまうのは…どうしてだろう。」

幼なじみじゃなくて——

そのお父さんに、心も身体も奪われていく。

これは、“NTR”とか“年の差恋愛”って言葉だけじゃ片付けられない。

心の奥、誰にも触れられたくなかった場所に、優しく、でも確かに入り込んでくる物語。

高校卒業の春、恋が終わった。何も始まらないまま、何も伝えられないまま。

田舎町でのんびりと、でも少しずつ変わっていく日常。

少女・なおは、ちょっと頼りない幼なじみ・弘樹と、昔から一緒に育ってきた。

まるで姉のように世話を焼きながら、特別な感情に気づくこともなく、ずっと傍にいた。

でも——。

卒業の日、弘樹は沙雪に誘われて、なおに何も言わず東京へ行ってしまう。

その日初めて、「あ、私…弘樹のこと、好きだったんだ」と自覚した時にはもう、すべてが終わっていた。

何も始まらないまま終わる恋って、こんなに痛いんだ。

涙を見せられない私の手を、優しく握ったのは——父親みたいだった“あの人”だった。

弘樹の父・雅樹(まさき)は、なおにとって本当の父親のような存在。

母を早くに亡くした弘樹を一人で育て、穏やかで、優しくて、どこか寂しさをまとった背中を持つ人。

なおは、失恋しても泣かない。

東京に旅立つ弘樹を、いつも通りの笑顔で見送った。

でも、誰も見てない帰り道、ひとりで泣いてしまった。

そんな姿を見つけて、声をかけてくれたのが——雅樹だった。

「奥さんが一番だってわかってます。でも……傍にいたい。」

その日から、なおは変わり始めた。

少女から、大人の女性へ。

時間をかけて、ゆっくりと“女”になっていく過程が、丁寧に、リアルに描かれている。

最初は父親のように慕っていたのに。

一緒に過ごす時間が増えるほど、雅樹のことを“男”として意識していってしまう。

でも、彼には亡くなった奥さんがいる。

ずっと、想い続けている。

👇この漫画の詳細を見る(DLsiteへ)無料で試し読みできます

なおちゃんNTR~好きになった人は、幼なじみのお父さんでした。~

なおの気持ちが報われることは、きっとない。

叶わないってわかっていても、好きになってしまったら戻れない。

自分の部屋で、彼のことを思いながら——「だめ…でも、触れてほしい…」

作中では直接的な描写こそあるけれど、なおの内面描写はものすごく繊細。

「好きだ」って気づいたあと、毎晩のように雅樹を思いながら自慰してしまう描写には、リアルな“性と愛の乖離”があって、心に刺さる。

自分の手で慰めながら、

「本当は、あなたに触れてほしい」って思ってしまう。

でも、そんなことを願うのは間違ってるって、自分に言い聞かせる。

この葛藤、痛いほどわかる。

そしてついに、雅樹の腕に抱かれる日——“家族”だったはずの関係が壊れていく。

ある日、ふたりの距離が突然縮まる。

雅樹が、娘のように思っていたなおに、優しく口づけてしまったことから始まる、背徳の一線越え。

「……奥さんが一番だって、わかってます。」

「でも、傍にいたいんです。」

なおの告白に、雅樹はもう逃げられなかった。

そして、穏やかな顔の奥に隠していた男としての本性が溢れ出す。

普段は優しくて静かな彼が、

なおのまだ拓かれていない柔らかい身体を、抱き潰すように貪る。

泣きたいほど愛されて、何度も絶頂へ導かれるなおの描写が、

えろくて、美しくて、せつなくて、たまらない。

読者レビュー・クチコミまとめ

「NTRなのに純愛っぽくて泣いた」

「“お父さん”への恋心っていう背徳感がえろすぎた」

「なおちゃんの自慰シーン、リアルで共感しかなかった」

「雅樹さん、包容力えぐい。こんなの落ちるしかない」

「ちゃんと物語として感情が流れてて、TL系で一番好き」

【こんな人におすすめ】

✔ 年の差恋愛・禁断の恋が好き

✔ 「女性向けアダルト漫画」でも、感情の揺れを大事にしたい

✔ NTRが苦手でも、心情描写があれば読める

✔ 過去を背負った男×素直すぎる女の恋愛に弱い

✔ 「叶わないかもしれない恋」に身を焦がしたことがある

👇この漫画の詳細を見る(DLsiteへ)無料で試し読みできます

なおちゃんNTR~好きになった人は、幼なじみのお父さんでした。~

【まとめ】なおはたぶん、雅樹に抱かれたあの日から、“家族”じゃなくなった。

あのとき、好きって言っていれば、弘樹と一緒に東京に行けたかもしれない。

でも、言えなかった。

だから今、なおはこの田舎で、雅樹に抱かれている。

「こんな恋、間違ってる」って思いながら、どうしてもやめられない。

この作品は、そんな女性の“心の弱さ”を、責めない。

ただ、そっと肯定してくれる。

「自分を投影してしまう」

「こんな風に誰かに求められたい」

そんな気持ちを、そっと掬ってくれる漫画です。

ぜひ一度、ページをめくってみてください。

なおちゃんNTR~好きになった人は、幼なじみのお父さんでした。~

タイトルとURLをコピーしました